製品について

ヒノデPROTECT FUSEとはどんなヒューズですか?
ヒノデPROTECT FUSEは普通溶断形ヒューズやブレーカーでは守れない短絡事故に対しても素早く遮断することが出来る速断ヒューズです。詳しくはこちら(使用目的および事例)をご覧ください。
速断ヒューズとはどんなヒューズですか?
短絡時に流れる過電流によりヒューズが素早く切れ、電流を安全・確実に遮断します。ヒューズの遮断により、回路および他装置への影響を極力防ぐことが出来ます。
ガラス管ヒューズは製造していますか?
弊社取扱ヒューズはセラミック製ヒューズとなり、ガラス管ヒューズは製造しておりません。 同サイズのセラミック製の速断ヒューズはございますが、普通溶断タイムラグヒューズの取扱はございません。尚、ガラス管ヒューズからの切り替えをお考えの場合は、必ずヒューズ性能の相互性をご確認下さい。
温度ヒューズは取扱っていますか?
温度ヒューズは製造しておりません。ヒノデPROTECT FUSEは過電流により遮断する速断ヒューズであり、温度により遮断する温度ヒューズとは異なるタイプのヒューズです。
どのヒューズを使えば良いか知りたい。
ヒューズは電気的には、遮断性能(通電電流に対してヒューズ定格電流が小さいほど良い)と耐久性能(通電電流に対してヒューズ定格電流が大きいほど良い)という相反する性能が要求されます。お客様の希望に対して、この両方のバランスが取れたヒューズを選択下さい。詳しくはこちら(ご利用ガイド)をご参照ください。
探しているヒューズが見当たらないのですが。
より多くのHINODE PROTECT FUSEをご紹介するよう努めていますが、弊社製品が500種類にもおよぶため、ホームページに載せていない製品もございます。弊社までお問合わせ(問合依頼)下さい。
他社製ヒューズの代替えとして検討しています。
ヒューズの定格電流、電圧、寸法が現在使用しているものと同じようなものを選定してください。
定格電流、電圧、寸法が同じでも、ヒューズの特性は製造社ごとに異なります。他社製品からの切り替えをお考えの場合は、必ずヒューズ性能の相互性をご確認下さい。尚、弊社では装置におけるそれらの相互性が確認できないため、お客様に代わっての製品選定は致しかねます。
使用していたヒューズがきれました。在庫はありますか?
弊社は受注生産制のため、あいにく在庫はございません。 通常納期は受注後21営業稼働日となりますが、お客様のご要望に添えるよう製造日程を調整することは可能です。 (製造工程や部材在庫状況によってはご希望納期に間に合わない場合もございます。)

ヒューズの性能およびカタログの見方について

耐電圧性能を知りたい
製品カタログのヒューズ定格電圧の項目をご覧下さい。事故時に想定される短絡路中の回路電圧(DCの場合は整流後の電圧)よりも定格電圧が大きいヒューズを選んでください。ただし以下の点にご注意願います。
  • ACかDCかにより、ヒューズの定格電圧が違う場合がありますのでご注意下さい。
  • DCの場合は短絡路中の回路時定数(L/R)によって、使用できる電圧が変わります。各ヒューズの"直流回路への適用"グラフを参照願います。
  • 適用する規格(UL規格・CCC規格等)により、同じヒューズであっても定格電圧が変わる場合があります。定格を超えた電圧の回路で使用すると、規格認定ヒューズと見なされませんのでご注意下さい。
上記の選定により遮断は可能ですが、さらに電圧に余裕を持った選定をすることにより
  • 電源電圧変動に対応できる
  • 遮断時間を短くすることが出来る
  • 最小遮断電流を小さくすることが出来る。
という利点があります。

※短絡電流の立ち上がりdi/dt=50[A/μs]以上の場合は、お問い合わせください。

遮断性能を知りたい(保護対象物が破壊される前に遮断できるか知りたい)
  • 過電流時間がおおよそ10ms以上の場合 (ア)溶断特性曲線よりご判断願います。対象物の破壊特性の電流A-時間secグラフが溶断特性曲線より右側に位置している場合、破壊前に遮断が可能です。
  • 過電流時間がおおよそ1ms以下の場合 (ア)各ヒューズの全遮断l2t値を「使用電圧に対する全遮断l2t」グラフを使用して補正する。 (イ)保護対象物の許容l2t値が公開されている場合はその値と比較し、全遮断l2tの方が小さければ破壊前に遮断可能です。 (ウ)保護対象物の破壊電流-時間のみが公開されている場合は、その値から許容l2t=破壊電流2×時間を算出し、(イ)同様に比較検討します。
aの領域は他の保護機器や電流制限機能により保護し、bの領域の保護を重視して選定する場合が多いようです。又、全遮断l2tが許容l2tより大きい場合でも、破裂・発火・二次破壊防止用としてよく使われております。
遮断性能を知りたい(遮断不能な電流値を知りたい)
  • 各ヒューズの遮断容量値を参照願います。これを超える電流は遮断できません。
  • 各ヒューズの最小遮断電流値を参照願います。これを下回る電流は遮断できません。溶断しても遮断できず、事故になる場合が有る為、
    • 他の保護機器や回路の電流制限機能により、この領域の電流が流れないようにする
    • 回路電圧を上回る定格電圧のヒューズを使用して、最小遮断電流を小さくする
等の対処をお願いいたします。
電気的耐久性能を知りたい(過電流が何秒-何Aまでだったら耐えられるか知りたい)
  • 各ヒューズの溶断特性曲線から値を読み取ってください。
  • 溶断特性曲線の電流範囲よりも、大きな電流が流れる場合は、各ヒューズの溶断l2tから計算します。溶断時間=溶断l2t値÷(短絡電流値)2(これらの溶断時間・電流は1回限りの過電流にのみ有効です。このような過電流が流れた後はヒューズが切れやすくなります。詳細は寿命に関する資料を参照願います。)
電気的耐久性能を知りたい(定常電流や繰り返し過電流に対するヒューズの寿命が知りたい)
別途詳細資料をご用意しております。弊社までお気軽にお問合わせ下さい。
耐環境性能を知りたい
  • 発熱・・・各ページの温度特性グラフを参照願います。
  • 温度特性・・・"周囲温度による補正"グラフを参照願います。
  • その他耐環境性能・・・弊社までお気軽にお問合わせ下さい。
    (車載用のヒューズに関しては、追加環境試験が必要な場合があります)
特性グラフの見方がよくわからない。
カタログの見方はこちら(カタログの見方)をご参照ください。 尚、ご不明点およびご質問等はお気軽に弊社までご相談下さい。
回路の何処にヒューズを使えば有効ですか?
まず、何をヒューズで保護するかをご検討下さい。適用位置例はこちら(ご利用ガイド)をご参照ください。

見積・購入について

Protect Fuseを購入したいのですが、どのようにしたらよいですか?
見積依頼フォームにてご依頼下さい。弊社品名等がお分かりでない場合は、問合わせフォームよりご依頼下さい。
ヒューズの定価を教えてください。
受注生産制のため、数量ベースでの単価となります。定価は設けておりません。
代理店を教えてください。
特定の代理店は設けておりません。見積依頼フォームにてお問合わせ頂ければ、弊社とお取引のある商社様をご紹介いたします。
どこか店頭で販売しているところを教えて下さい。
弊社ヒューズの特性上、店頭にて販売をしているところはございません。